昨日は中國(guó)の世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）加盟満15周年だ。「中國(guó)のWTO加盟議定書」第15條の規(guī)定によると、加盟15年後に他國(guó)は「非市場(chǎng)経済」を理由とし、國(guó)際価格基準(zhǔn)により中國(guó)にダンピング行為があるかを確定することを停止しなければならない。しかし日本の経済産業(yè)省はこのほど、中國(guó)の市場(chǎng)経済地位を認(rèn)めないとした。日本はさらにこれまでの基準(zhǔn)に基づき、中國(guó)のダンピング行為を調(diào)査するとしている。

中國(guó)市場(chǎng)の経済地位の問題について、米國(guó)は妥協(xié)の兆しを見せていない。EUの態(tài)度は曖昧だ。日本がこの時(shí)期に先に飛び出し、EUと米國(guó)の先陣を切った。歐米日の二転三転する動(dòng)きは、2つの傾向を示している。まず2017年より、世界の貿(mào)易保護(hù)主義の逆流がさらに激化する。次に中國(guó)をめぐる反ダンピング、補(bǔ)助金相殺関稅、非関稅障壁などの貿(mào)易保護(hù)措置がさらに猛威を振るう。

筆者の知る限り、EUの経営者を含む多くの外國(guó)企業(yè)は、中國(guó)経済の未來を非常に楽観している。中國(guó)経済は現(xiàn)在、毎年6％以上のペースで成長(zhǎng)し、世界経済の伸び率の40％を占めている。ビジネス界はこれに驚き、満足している。EUの今後の発展は楽観できず、中國(guó)との協(xié)力拡大のみが活路となる。ドイツの多くの中型企業(yè)は、生産の半分を中國(guó)にシフトしようとしている。EUが中國(guó)市場(chǎng)の経済地位を認(rèn)めなければ、歴史的な過ちを犯すことになる。

中國(guó)経済はすでに國(guó)際市場(chǎng)に浸透している。西側(cè)政治家が國(guó)內(nèi)の失業(yè)率、産業(yè)の不況、経済回復(fù)の遅れを受け、地位を手にし票を集めるために中國(guó)に逆ねじを食わせ、イメージダウンを図ることが必然的だ。しかし外國(guó)企業(yè)はお構(gòu)いなしで、中國(guó)企業(yè)も自信を持ち落ち著いている。事実は雄弁に勝る。企業(yè)の経営が強(qiáng)化されるほど、中國(guó)大陸部の外資誘致が活性化し、経済発展がより包括的かつ持続可能になる。これは中國(guó)が市場(chǎng)経済を歩む証左だ。

トランプ氏が來年就任した後、中國(guó)の貿(mào)易は最も困難な一年を迎えるかもしれない。ある國(guó)がWTOの規(guī)則を公然とかなぐり捨て、中國(guó)の商品に高い関稅をかけ、さらに制裁を行うならば、中國(guó)も反撃の準(zhǔn)備を整え、絶対に曖昧にしてはならない。貿(mào)易に関しては、中國(guó)の利益について少しも譲歩しない。必要な時(shí)には制裁リストを出し、中國(guó)企業(yè)の正當(dāng)な権益を保障するべきだ。中國(guó)は貿(mào)易戦を望んでおらず、戦うことを余儀なくされている。（筆者：魏建國(guó) 中國(guó)國(guó)際経済交流センター副理事長(zhǎng)、中國(guó)商務(wù)部元副部長(zhǎng)）

「中國(guó)網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2016年12月12日