「今後5年間は香港地區(qū)が管理體制が整い繁栄に向かう大切な時期で、私は全ての仕事に最善を盡くし、思いやりがあって共存可能な、多元的に発展する香港地區(qū)の建設(shè)に努める」。香港地區(qū)の祖國復(fù)帰25周年を前に、香港特別行政區(qū)の次期行政長官である李家超氏は香港地區(qū)で記者の取材に応じ、施政の重點、國家安全保障の維持、國家発展の大局との統(tǒng)合などについて考えを述べた。

　香港地區(qū)は過去25年間、アジア金融危機(jī)、SARS流行、國際金融危機(jī)などの大きな衝撃に耐え、國際金融、海運、貿(mào)易の中心地としての地位を固めてきた。

　「國は最強(qiáng)の後ろ盾として、香港地區(qū)の問題解決に最も大きな力を発揮してきた」。李家超氏は、香港地區(qū)が苦境を乗り越え、さらに向上することが可能で、それには人材や制度、市民の団結(jié)力といった獨自の強(qiáng)みだけでなく、國の支えも必要だとの見解を示した。

　また、香港地區(qū)が國全體の一部で「香港地區(qū)が良ければ祖國も良くなり、祖國が良ければ香港地區(qū)も良くなる」と話している。

　同氏は、香港地區(qū)が本土と世界を結(jié)ぶ効果的な橋梁かつ通路であり、獨特な利點をできる限り活用して國の発展に貢獻(xiàn)すべきだとしている。

　國家「十四五（第14次5カ年計畫、2021―2025年）」綱要において、香港地區(qū)は4つの伝統(tǒng)的センターと4つの新興センターの1つに位置づけられていると指摘。香港地區(qū)はその強(qiáng)みを十分に発揮して8つのセンターの國際競爭力を高め、方針に従ってより良く、より早く國家発展の大局に統(tǒng)合する必要があると説明した。