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于 強(qiáng)

中國の習(xí)近平國家副主席の訪日は、広範(fàn)な関心を呼んでいる。中日指導(dǎo)者間の相互訪問がこれほど頻繁に行われたことは、歴史的にまれに見るものであり、中日関係の新紀(jì)元が切り開かれたことは間違いない。

數(shù)年前、北京のある友人から、中日両國はなぜ將來共同體を構(gòu)築することができないのかという內(nèi)容の手紙を受け取った。友人は私が中日友好交流に従事していることを知っていて、私がこのことを呼びかけ、努力を払うよう望んでいる。この友人の提案が実現(xiàn)できるかどうかに関わらず、その提起した中日両國の友好、相互協(xié)力の強(qiáng)化、更には共同體構(gòu)築の構(gòu)想は、両國と両國人民の根本的な利益に合致するものであり、歴史の流れに従うものでもある。

中日両國は一衣帯水の隣國で、早くも1千年余り以前の唐代に、中國のさん然と輝く文化は日本に伝わっていた。中國の鑑真和上は幾多の苦難にも屈せず、仏教伝道のため5回も日本への渡航を試み、また李白が「日本の晁衡 帝都を辭し 征帆一片 蓬壷を遶（め）ぐる」と阿倍仲麻呂を偲ぶなど、こうした美談は長(zhǎng)い間人々に語り伝えられている。日本文化の源は中國にあり、古代における中日両國の人々の友好的な往來は歴史に輝かしい一章を書き記した。

しかし、中日両國に不幸な歴史が発生したこともある。日本軍國主義が発動(dòng)した中國侵略戦爭(zhēng)は、中國人民を甚大な災(zāi)難に遭わせ、日本國民にも深刻な戦爭(zhēng)による苦痛をもたらし、1972年の中日國交正常化に至るまでのかなり長(zhǎng)い歳月にわたる両國間の相互往來の中斷を招いた。

歴史を顧みると、中日両國は爭(zhēng)えば雙方が傷つき、 仲良く付き合うなら雙方に利益をもたらしてきた。中國の対外開放後、記憶に新しいのは、日本の家電製品が一般家庭に普及して大人気になり、日本企業(yè)がビジネスの良機(jī)に恵まれたことだ。多くの日本企業(yè)は中國への進(jìn)出によって苦境から抜け出し、中國で市場(chǎng)を探し當(dāng)てたと同時(shí)に、中國の対外開放と経済発展をも促進(jìn)してきた。

中日両國は多くの協(xié)力分野において優(yōu)れた條件や相互補(bǔ)完の優(yōu)位性を有しているため、これを十分に活用し発揮させることは両國の建設(shè)と発展に計(jì)り知れない役割を果たしている。地理的位置から見て、一衣帯水の中日両國はそう離れておらず、交通が便利である。文化の面から見て、中日両國は同じ東洋文化に屬し、交流や融合にプラスとなっている。中國は土地が広く物産が豊富で、人口が多く、労働力が豊かで、市場(chǎng)消費(fèi)の潛在力が大きいが、日本は地域や資源に乏しく、社會(huì)の高齢化が加速されており、労働力が乏しく、ここ數(shù)年來の経済と市場(chǎng)の回復(fù)に大きな進(jìn)展が見られないため、雙方の提攜、相互補(bǔ)完はウィン?ウィンとなるものである。発展途上國の中國は、科學(xué)技術(shù)、環(huán)境保護(hù)などを強(qiáng)化し、向上させる必要があり、日本は科學(xué)技術(shù)や環(huán)境保護(hù)などで世界のトップにあるため、両國がこの分野における?yún)f(xié)力と交流を展開するのは非常に重要な意義がある。防衛(wèi)の面では、中國は歴史的に何度も世の転変を経ており、帝國主義列強(qiáng)の侵略と略奪を受け、苦しみを味わったことがある。中國は他國を侵略し覇を唱えることはあり得ず、中國の軍備は防衛(wèi)を主とする。「日米同盟」の庇護(hù)の下での日本は、その歩みが苦難に満ち、高い代価を払っただけでなく、「世界で永遠(yuǎn)の敵もないが、永遠(yuǎn)の友達(dá)もない」と國民の不満を買うようになった。中日両國がより高くより深い協(xié)力と相互信頼関係を樹立するならば、防衛(wèi)の面でより多くの経費(fèi)や精力を節(jié)約して國內(nèi)の建設(shè)に充て、國民に幸福をもたらすことができるのだから、これをやらない手はないだろう。ともに世界の経済大國である中日両國の強(qiáng)者どうしの提攜はアジアと世界の平和と安定及び経済の発展に計(jì)り知れない役割を果たすだろう。

日本の外交官である千葉明氏はその著書『日中體験的相互誤解―未來史を共に創(chuàng)造するために』の中で、「文字や文化の內(nèi)容について最も基本的な理解があるので、互いによく知らない日中両國の一般庶民が初めて顔をあわせても、1本のペンを握れば直ちにいくつかの唐詩を書き出して交換することができる。このような関係は、世界で日本人と中國人の間だけに成り立つもので、ほかにはもう見當(dāng)たらない。このような関係を大切にすべきだし、、無駄にすることはできない」としている。

中日両國は歴史を鑑とし、未來へ向かい、共同で努力を傾け、より深い緊密な友好協(xié)力関係を作り上げ、共同発展を図るべきだ。われわれは中日関係の新たな輝かしい成果を期待している。

「北京週報(bào)日本語版」2009年12月22日