中國の習(xí)近平國家主席が11日からロシア?ウラジオストクで第4回東方経済フォーラムに出席している。習(xí)主席は同日、ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と會談した。両首脳は國際情勢がどう変化しようとも、両國関係を揺るぎなく発展させ、世界の平和?安定を斷固として守ることで一致した。（文：邢広程?中國社會科學(xué)院學(xué)部委員。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

東方経済フォーラムへの中國國家元首の出席は初であり、両國関係の歴史における重大な出來事でもある。中露関係は包括的、重層的、累加性という特徴を強(qiáng)めている。両國は國際問題で大國としての責(zé)任を引き受け、協(xié)力?ウィンウィンの理念に従い、複雑で変化に富む國際社會で世界の平和?安定維持に貢獻(xiàn)している。中露関係は成熟し安定した大國間関係だ。これは中露が相手國の利益上の関心を擁護(hù)し、相手國が核心的利益を守ることを支持し、グローバル?ガバナンスの面で多くの認(rèn)識を共有し、新型の國際関係の構(gòu)築に対して積極的であることなどに現(xiàn)れている。中露関係は純粋な意味での二國間関係の範(fàn)疇を超えている。

■中露友好の秘訣

（１）中露関係には持続的累加という鮮明な特徴がある。中露は世界の大國であり、互いを友好的隣國と見て、互いに最も重要な包括的?戦略的協(xié)力パートナーへと発展し、深い発展を続けている。両國関係は互いの外國の全局において優(yōu)先的地位を占め、高水準(zhǔn)?特殊性という特徴を備える。中露関係の水準(zhǔn)の高さと特殊性は両國関係の包括性、戦略的協(xié)力性、高い対等性と相互信頼などに現(xiàn)れている。

（２）中露関係には強(qiáng)固な法的基礎(chǔ)がある。両國関係の持続的発展の成果は、中露善隣友好協(xié)力條約に凝縮されている。中露関係は同盟を結(jié)ばず、対立せず、第三國を標(biāo)的にしないという特徴を示し、世々代々の友好という理念に従っている。こうした特徴と理念は條約や法律によって確定され、強(qiáng)固な法的基礎(chǔ)の上に築かれている。中露善隣友好協(xié)力條約の真剣な維持と実行は、両國関係を一層発展させる強(qiáng)大な推進(jìn)力でもある。

（３）中露関係には包括性という特徴がある。中露友好は政治?経済?文化協(xié)力、環(huán)境?科學(xué)技術(shù)?教育協(xié)力などとして現(xiàn)れている。経済協(xié)力だけでも、中露協(xié)力は良好の経済的利益の深い融合として現(xiàn)れている。中露の二國間貿(mào)易額は15年間で10倍以上になり、経済協(xié)力は投資?金融、航空宇宙、高速鉄道、ハイテク、エネルギー、農(nóng)業(yè)分野をカバーしている。両國の経済協(xié)力は共同研究開発?生産、戦略的大型事業(yè)を含め、レベルを高め続けている。中露は両國発展の物質(zhì)的基礎(chǔ)を固め続けている。

（４）中露協(xié)力は地方協(xié)力としても現(xiàn)れている。地方協(xié)力のたゆまぬ拡大は、中露関係の新たな目玉でもある。2018年と2019年は中露地方協(xié)力交流年だ。東方経済フォーラムへの習(xí)主席の出席は、中國東北部とロシア極東地域の互恵協(xié)力の一層の推進(jìn)、中露隣接地域協(xié)力の空間開拓に資する。現(xiàn)在、『一帯一路』構(gòu)想はロシアの國際交通回廊「臨海1號」「臨海2號」と徐々に連攜し、陸海連絡(luò)輸送國際交通回廊を形成し、黒竜江を跨ぐ中露の道路、鉄道橋、中露歐定期貨物列車などの事業(yè)が進(jìn)められている。地方協(xié)力は両國関係の新たな発展推進(jìn)力となっている。「東北―極東」「長江―ヴォルガ川」の両メカニズムは中露地方協(xié)力の模範(fàn)となっている。

もちろん、中露関係の発展は両國最高指導(dǎo)者の個人的友情のおかげだ。両國首脳は互いに相手國の重大な行事に出席している。これは両國指導(dǎo)者の個人的友情を十分に示すものだ。余り太平ではない國際社會のジャングルにおいて、立體感を一段と鮮明にする中露関係は、世界に安寧感と安定感をもたらすだろう。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月12日