第17回アジア安全保障會議（シャングリラ?ダイアローグ）が1～3日、シンガポールで開催された。中國代表団は人類運命共同體の構(gòu)築、新型の國際関係といった中國の重要な理念を重點的に説明し、アジア太平洋地域の長期安定?平和を?qū)g現(xiàn)する「中國の案」を積極的に明らかにし、幅広い共感を呼んだ。新華社が伝えた。

現(xiàn)在もなおアジア太平洋は世界経済の回復(fù)と成長におけるけん引役だ。アジア太平洋が正しい軌道に沿って前進(jìn)し続けるようにすることは、地域全體さらには世界を長期安定?平和、発展?繁栄、安全へと導(dǎo)くうえで極めて重要だ。アジア太平洋経済が急速な発展を長期間保つには、平和で安定した地域環(huán)境が不可欠であることは事実が証明している。

地域の繁栄?安定に寄與する平和な環(huán)境をどう築くか。中國は明確な答えを示している。中國は共通の、総合的、協(xié)調(diào)的、持続可能な安全保障観を提唱している。協(xié)力?ウィンウィンを核心とする新型の國際関係を提唱している。同盟ではなくパートナーシップを結(jié)び、共に建設(shè)し、共に享受する、ウィンウィンのアジア太平洋安全保障の道を歩むべく努力することを提唱している。アジアにも世界にも一層寄與する地域秩序を共に築き、アジア運命共同體へと踏み出すことで人類運命共同體の構(gòu)築を後押しすることを提唱している。中國の一連の主張は時代の潮流に沿い、國際社會で理解と賛同の聲が高まっている。

インドのモディ首相は會議の基調(diào)演説で、この地域に暮らす人々の運命が相連なっていることへの確信を強めていると表明した。インドと中國が信頼し合い、相手國の利益に配慮する方法で協(xié)力する時、アジアと世界はより素晴らしい未來を手にすると語った。

安全保障と発展は密接な関係にある。アジア太平洋地域の安全保障問題の多くは発展に根本的原因があり、その出口も発展と切り離せない。共同発展の実現(xiàn)は平和?安定維持の根本的保障であり、様々な安全保障問題を解決する鍵だ。中國は地域の平和?安定の斷固たる維持者であり、自らの安全を求めると同時に他國の安全も考慮し、自らの発展を図るときにも各國の共同発展の促進(jìn)に努力している。

中國が共同発展の推進(jìn)に力を入れるのは、安全保障問題の根本的解決に著眼してのものだ。中國の打ち出した「一帯一路」イニシアティブは各國経済の発展にチャンスをもたらすだけでなく、各國の安全保障問題解決に構(gòu)想と案も提供する。今回の會議に出席したスリランカ國家安全保障研究所の所長も、「一帯一路」が地域の平和維持の基礎(chǔ)を固めたことに同意する。

中國はアジア太平洋地域の各國と共に、相互尊重、小異を殘して大同につく、平和共存の伝統(tǒng)を堅持し、直接の交渉と協(xié)議を通じて係爭問題を適切に処理し、平和的に解決することを望んでいる。最近、地域の安全保障情勢がある程度改善され、朝鮮半島など紛爭問題に緩和の兆しが生じたのには、中國の役割が不可欠だった。これも中國の安全保障観が重要な積極的役割を発揮していることを十分に裏づけている。

中國はアジア太平洋の大國であり、自らの平和的発展とアジア太平洋の未來が密接な関係にあることを熟知しており、アジア太平洋の繁栄?安定の促進(jìn)を終始自らの務(wù)めとしている。人類運命共同體構(gòu)築の道において、中國と志を同じくするパートナーが増えている。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月5日