フランス「トリビューヌ」紙は先般、「中國(guó)の人々の飲酒のスタイルはますます歐米化した。ウィスキーやブランデーなどの洋酒を好むものとなっている」という記事を掲載した。その主な內(nèi)容は次の通り。
上海ではファッショナブルファミリースタイルのカラオケ店には、洋酒をつねに目にすることができる。ブランデーやウィスキーがより上品なものと見(jiàn)なされている。しかし、その飲み方は相変わらず中國(guó)スタイルである。つまり、洋酒と緑茶をブレンドして飲むことである。中國(guó)の大都市や蘇州など中都市では余裕のある人たちは、スコッチ?12年ものやVSOPブランデーを好んでいる。それにしても、アジアのほかの國(guó)や地域と同じように、中國(guó)のアルコール度が高い酒の市場(chǎng)には地酒のシェアが依然として高い。穀物類(lèi)やコウリャンを原料として造ったアルコールが40-60度のパイジュー(白酒)は78%の市場(chǎng)を占めている。2000年から、醸造酒(黃酒)の売り上げは倍増したが、米を原料とする15度の醸造酒は安価なものなので、シェアはわずか4%である。
中國(guó)の人々の飲酒のスタイルには近年、二つの変化が見(jiàn)られている。一、ワイン(主に國(guó)産のもの)や洋酒を飲む人の數(shù)が増え、ワインと洋酒の売り上げは5年間に4倍増となった。そのうち、ウイスキーの売り上げは2001-2002年度から年間増加率が54%となり、ブランデーのそれは26%となった。ペルノリカール社中國(guó)分社のフィリップ?ゲルター氏によると、2010-2011年度までの中國(guó)のブランデー市場(chǎng)は年間20%で伸びとなり、ウイスキーの伸び率は15%と見(jiàn)られている。同社は中國(guó)最大の洋酒輸入會(huì)社であり、シェアは42%で、モエ?へネシー社(17%)やディアゲオ社(17%)を上回っている。中國(guó)における同社のシーバス(スコッチ)の売り値はフランスでのそれとほぼ同じである。中國(guó)で最も有名な洋酒のブランドであるシーバスを扱っているペルノリカール社は中國(guó)のウイスキー市場(chǎng)の58%を占め、ディアゲオ社のそれ(27%)を超えた。中國(guó)のブランデー市場(chǎng)には、ディアゲオ社のマーテルは31%のシェアで二位に甘んじ、モエ?へネシー社は46%でトップとなっている。
二、洋酒のメーカーは単一の製品に満足せず、モエ?ヘネシー社はこのほど、高級(jí)品のパイジューを生産する四川省文君會(huì)社の55%の株を買(mǎi)収した。ペルノリカール社のCEOのパトリック?リカール氏はこれについて、「われわれのグループはそれを考えており、地元のある有名なパイジューブランドの株を100%買(mǎi)収する可能性もある」と語(yǔ)った。
「チャイナネット」 2007年6月11日