モハメドさん(右)と友人
モハメドさんはいつも、目標と計畫をもって行動する。醫(yī)學を學ぶことを決めただけでなく、その後の専門分野まで決めている。志望しているのは心臓科か神経科だ。スーダンにはこの分野での治療を必要としている病人が多い。この分野を學べば、そうした患者を助けることができる。
醫(yī)師の仕事はつらいが、モハメドさんはもう準備はできているという。「醫(yī)師の仕事は、達成感と幸福感に満ちた仕事。私にとっては、つらいことよりも幸せなことの方が大きいはずです」
まもなくやって來る大學生活にモハメドさんは大きな期待を抱いている。大學の間はよく學んで専門レベルを高め、立派な醫(yī)師になることを望んでいる。またほかの活動にも積極的に參加し、同じ志を持つ友人を作り、自らの交友圏を拡大したいとも考えている。
だが専門課程の學習と課外活動への參加を両立できるかを、モハメドさんは少し心配している。「先輩の中には、課外活動への參加は學習に一定のマイナス影響を與えるという人もいます。私はちゃんと學習もしたいし、課外活動にも積極的に參加したいと思っています。この矛盾をどう解決すればいいか、まだわかりません」と、モハメドさんは悩ましげに答えた。
大學卒業(yè)後のさらに遠い未來についても、モハメドさんはすでに大まかな計畫を立てている。修士や博士の勉強を続け、自らの専門技能を高めることが望みだ。また中國やインドに留學し、進んだ醫(yī)學知識を學びたいとも思っている。