第19回「北京―東京フォーラム」が19日、北京市で開幕した。2日間の會期中には、二國間の政治?外交、経済、安全、メディア、デジタル経済、核安全などの6つの分科會と青年対話イベントが開かれる。「目指すべきデジタル社會と人工知能の共同ガバナンス」を議題とするデジタル経済分科會において、中日両國の専門家と學者は、將來的に中日両國はAIをけん引とする新興産業(yè)において協(xié)力の大きな空間を持つと述べた。

　北京大學法律AI研究センター顧問の高紹林氏は、次の観點を示した。

　デジタル社會は次世代情報技術がもたらす偉大なる社會の変革だ。我々はこの偉大なる変革を積極的に迎え、デジタル技術とAIを産業(yè)高度化及び経済モデル転換の主な原動力とし、スマート社會の建設促進において積極的な進展を手にし、社會ガバナンスのスマート化水準を高め、民間交流の共有と相互信頼を促進するべきだ。中國は現(xiàn)在、デジタル社會の建設で長期的に進展しているが、インダストリアルインターネットの発展にはまだ格差が存在する。そのためコンシューマーインターネットの発展に持続的に取り組むと同時に、インダストリアルインターネットの発展の取り組みを強化し、その効果的な融合を実現(xiàn)する必要がある。そこで我々はより多くの社會的な責任感を持つ企業(yè)がインダストリアルインターネットの発展に積極的に加わり、伝統(tǒng)的な産業(yè)のデジタル化改造を力強く推進し、産業(yè)のデジタル化とデジタルの産業(yè)化を進めることを必要としている。

　中日両國は現(xiàn)在、デジタル社會のAI化建設において各自の強みを持つ。例えば中國市場は規(guī)模が大きく、データが豊富で、応用の需要が多様だ。日本は産業(yè)化の自動化水準が高く、産業(yè)のデジタル化の面で豊富な経験を持つ。また中國は通信分野、機器、端末に強く、日本は通信産業(yè)の運営市場の競爭力が高い。將來的に中日両國はAIをけん引とする新興産業(yè)において協(xié)力の大きな空間を持つ。中日雙方はこの大きな歴史的チャンスをしっかり摑み、相互補完し、協(xié)力分野を持続的に拡大し、AIで中日両國と世界の人々に恵みをもたらすべきだ。

　出席した日本側の代表者は続々と賛意を表した。日本の國際醫(yī)療福祉大學特任教授で元財務官の山崎達雄氏は、現(xiàn)在の中日のデジタル分野における協(xié)力はすでに大きく発展しており、今後さらに掘り下げられるはずだと述べた。野村総合研究所未來創(chuàng)発センター長の神尾文彥氏は、中日のAI協(xié)力の分野は経済産業(yè)に限られず、今後はさらに環(huán)境保護、気候、高齢化社會への対応などの各分野に広がるため、國境を跨ぐAIガバナンスの重要性が際立っていると述べた。また、両國がこの分野で交流を強化し、共に対応し、中日のより幅広い協(xié)力に向け基礎を固めることを願うと述べた。

「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年10月20日