中國民間対日索賠（賠償請求）連合會(huì)は南京大虐殺80周年に際し、在中國日本國大使館に書簡を送り、日本政府に対して南京大虐殺の謝罪と、南京大虐殺による中國の犠牲者への賠償を要求した。

　橫井裕中國大使宛の書簡の中で、同連合會(huì)の童増會(huì)長は「日本の無條件降伏から72年がたち、日本政府は第二次大戦の歴史の教訓(xùn)を総括すべきだ。ところが我々が目にしているのは、日本政府が當(dāng)時(shí)の罪の言い逃れをしようとさまざまな口実を求め続け、かつ改憲により日本軍國主義の復(fù)活を計(jì)畫しており、南京大虐殺について一度も謝罪し反省していないことだ」と記している。

　同連合會(huì)は書簡の中で、日本政府に南京大虐殺の謝罪と、被害者への賠償を求めた。

　記者の調(diào)べによると、同連合會(huì)が南京大虐殺の謝罪について日本政府に書簡を送るのはこれが3回目だ。日本大使館はこの書簡を受領(lǐng)済みだ。

　「中國民間対日賠償請求の第一人者」と呼ばれる童氏は1990年代より民間対日賠償請求運(yùn)動(dòng)を開始した。童氏はその頃から今まで、日本の中國侵略戦爭による被害者と家族からの、戦爭がもたらした苦しみを訴える1萬通以上の手紙を受け取っている。

　童氏は中國新聞網(wǎng)のインタビューに対して「我々の要求は國際法の原則と、戦後の國際的な慣例に完全に合致する。國際的には、戦爭の罪を犯した國への処罰として、謝罪や賠償など一連の國際法律文書が作成されている。戦後のドイツはナチスの暴行について反省?謝罪し、被害國の被害者に賠償を行っており、國際的な慣例を形成した」と指摘した。

　「我々が日本政府に南京大虐殺の謝罪と賠償を求めるのは、日本政府に侵略の歴史を直視させるためだ。長期的に見れば、中日友好の発展を促す」 。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2017年12月11日