60年にわたる研究の結(jié)果、中國の古代國家の形態(tài)の変遷は古國―方國―帝國の3段階に分けられるという説が主流になった。

文明や國家は発展の概念である。生産力がある程度発展し、社會が人類の基本的生活以上の生産品を維持しはじめると、文明的要素が現(xiàn)れる。文明的要素がある程度発展し、蓄積されると、社會は階層化し、階級が形成され、國家が出現(xiàn)するのである。

中國古代の最も早く出現(xiàn)した國を考古學(xué)界では「古國」と稱する。およそ5500年から4500年前の段階である。古代の書籍の中では、この段階は「萬國」あるいは「萬邦」と呼ばれ、古代伝説上の「五帝」の黃帝、顓頊、帝嚳の時代に相當(dāng)する。「古國」は部落とは異なる。「古國」は部落より高度で、安定し、獨立した政治実體である。一般的に神権を崇め尊ぶのが神権國家であり、「紅山古國」や「良渚古國」にはその特徴がよく現(xiàn)れている。

およそ4500年前、「古國」の段階から「方國」の段階へとしだいに発展した。一般的に「方國」の範(fàn)囲は「古國」より広い。「方國」は王権國家であり、神権は副次的な地位に下がった。社會の基本構(gòu)造はこれまでと同じように血縁関係を維持しているが、「國土」の概念が芽生え始めた。「方國」の段階は約4500年前から紀(jì)元前221年の秦の統(tǒng)一までであり、「五帝」の尭、舜と夏、商、周の3王朝の時代に相當(dāng)する。この時期、王権を中心とする禮制が絶えず発展し、整えられた。禮制は商周の社會秩序を維持し、社會の正常な運営を保証する重要な制度となったのである。これも、紀(jì)元前16世紀(jì)から紀(jì)元前3世紀(jì)の中國古代文明の重要な特色のひとつである。

紀(jì)元前221年に秦の始皇帝が中國を統(tǒng)一し、帝國時代が始まった。帝國時代は、1911年に孫文率いる辛亥革命が清朝を倒すまで続く。帝國時代の制度の核心は中央集権である。

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「チャイナネット」　2009年8月31日