中國人が日本で「爆買い」する商品は、かつての便座や炊飯器から今やロボットに変わった。これはどういうことなのだろうか。日本メディアの報(bào)道によると、最近、日本の機(jī)械メーカーは相次いで工業(yè)用ロボットの生産能力向上に努めるようになり、これは主に中國の「爆買い」ニーズをにらんでのことだという。日本ロボット工業(yè)會のまとめた統(tǒng)計(jì)によると、2017年1～3月の日本ロボット産業(yè)の対中輸出額は前年同期比48.3％増加した。

現(xiàn)在、中國は世界最大の工業(yè)用ロボット市場だ。ここ數(shù)年、製造業(yè)企業(yè)のモデル転換やバージョンアップが加速するのにともない、中國の工業(yè)用ロボット産業(yè)も発展の「春」を迎え、使用量が大幅に増加している。産業(yè)分析機(jī)関の予測では、17年の販売量は10萬2千臺に達(dá)し、14年の5萬7千臺のほぼ2倍になり、累計(jì)保有量は45萬臺に迫るという。中國企業(yè)が製造したロボットの市場シェアは12年の5％未満から、17年は30％以上に上昇することが予想される。

だが中國工業(yè)用ロボット市場は、海外ブランドが大半を占め、特にハイエンドの応用技術(shù)が集中する自動車産業(yè)では、海外製ロボットが市場シェアの90％を占め、作業(yè)の難易度が高く、國際市場での応用範(fàn)囲が最も広い溶接分野でも、海外製ロボットが80％以上のシェアを占める。中國のロボット企業(yè)は今も組立と代理加工が主な業(yè)務(wù)で、製品はミドルエンドからローエンドのロボットが中心で、関連部品の多くを輸入に頼っている。

市場シェアの低さ、ハイエンド産業(yè)のローエンド化という苦境から、中國工業(yè)用ロボット産業(yè)の発展における「弱點(diǎn)」がうかがえる。それは自主革新力の不足、重要技術(shù)での海外との開きの大きさ、コア部品の輸入依存などで、こうした弱點(diǎn)があれば、「爆買い」現(xiàn)象が起きても何の不思議もない。