昨年、中國(guó)の裁判所は刑事事件の裁判にあたって、あわせて6597人に無(wú)罪を言い渡した。
これは最高人民法院（日本の最高裁判所に相當(dāng)）の肖揚(yáng)院長(zhǎng)が第九期全國(guó)人民代表大會(huì)第五回會(huì)議において報(bào)告を行ったときに明らかにしたことで、中國(guó)の裁判所が法に基づいて司法分野における人権の保護(hù)に努めていることを示すものである。
肖揚(yáng)院長(zhǎng)は、刑事事件を?qū)徖怼⑴袥Qする際、裁判所は事件の事実、証拠、プロセスと法律の適用という諸ポイントを厳しく守り、司法分野における人権保護(hù)への取り組みを強(qiáng)化し、罪のない公民が法律によって追及されないよう保障し、昨年にあわせて6597人に無(wú)罪が言い渡された、と語(yǔ)った。
また、江蘇省（省は日本の県に相當(dāng)）徐州市中級(jí)人民法院は死刑判決の可能性のある故意殺害事件を?qū)徖恧筏侩H、被告者の身分に疑點(diǎn)があることに気づき、真剣に審査した結(jié)果、この人物は本當(dāng)の犯罪者ではないことが分かり、法に基づいて無(wú)罪を言い渡し、冤罪を免れたと述べ、氏は例もあげた。最高人民法院は全國(guó)の裁判所に通告を発し、案件特に死刑の案件を確固たる案件にしなければならないと再び強(qiáng)調(diào)した。
肖揚(yáng)院長(zhǎng)はさらに、中國(guó)の裁判所は行政案件を真剣に審理し、昨年、結(jié)案した案件が初めて10萬(wàn)件を上回り、當(dāng)事者の合法的権益を守り、合法的で具體的な行政行為の実施を保障した、と語(yǔ)った。裁判所は法に基づいて國(guó)の賠償案件を6753件処理し、法による行政と公正な司法の実行を促した。
このほか、中國(guó)の裁判所は司法救助の制度を真剣に実行し、合法的権益が侵害されているのに経済的にとても困難な當(dāng)事者には訴訟費(fèi)の減免か延べ払いという方法をとり、目や耳が不自由などの弱者層のために弁護(hù)士と代理人を探し、その訴訟の権利を保障するようにした。昨年、司法によって救助された案件は30萬(wàn)件以上、減免、延べ払いとなった訴訟費(fèi)は8.39億元に上った。
最高人民検察院の韓杼濱検察長(zhǎng)も報(bào)告の中で検察機(jī)関の法に基づいて人権を保護(hù)するやり方について語(yǔ)った。
検察機(jī)関は訴訟參與者の訴訟の権利の保障を重視し、事実、証拠と適用する法律というポイントを厳しくおさえ、拷問によって自白させることや長(zhǎng)期拘禁などの違法行為をただした。昨年は、法に基づいて逮捕しないと決めたものは9萬(wàn)3760人、起訴しなかったものは2萬(wàn)6373人に達(dá)した。調(diào)査、裁判と刑罰の執(zhí)行の中での違法の狀況について書面でただしたものは2萬(wàn)1278回で、法に基づいて長(zhǎng)期拘禁をただしたものは5萬(wàn)6389人、ということである。
また、韓検察長(zhǎng)はつぎのように語(yǔ)った。検察機(jī)関は告発と上訴など検察の仕事を強(qiáng)め、告訴が難しいことや上訴が難しいという問題の解決に努め、人々の実際問題を解決している。昨年は、人々の信書による苦情指出と來訪をあわせて65萬(wàn)6080件処理した。検察長(zhǎng)の接待日という制度を堅(jiān)持した昨年においては各クラスの検察長(zhǎng)による人々の來訪受理はあわせて18萬(wàn)8116回に達(dá)し、そのうちの検察機(jī)関に管轄される7萬(wàn)2346件について、検察機(jī)関が自ら監(jiān)督して取り扱い、その年のうちに片がついたものは5萬(wàn)5336件に達(dá)した。刑事告訴と刑事賠償の事件を真剣に扱い、たしかに誤りのある777件について法にしたがってただし、刑事賠償を決めた。
韓杼濱検察長(zhǎng)は、當(dāng)事者の訴訟負(fù)擔(dān)を減らすため、告発と上訴した問題をより速く解決するように努め、一部の地方検察機(jī)関は告発上訴初回処理責(zé)任制を?qū)g行し、問題を末端で解決することに力を入れ、最初の処理を擔(dān)當(dāng)する環(huán)で解決するように求めている、と語(yǔ)った。
「チャイナネット」2002/03/21
