2003年末現(xiàn)在、中國の都市総數(shù)は660である。そのうち、都市管轄區(qū)の総人口に基づいて統(tǒng)計すれば、人口が400萬以上のものは11、200萬ないし400萬のものは22、100萬ないし200萬のものは141、50萬ないし100萬のものは274、20萬ないし50萬のものは172、20萬以下のものは40である。
都市づくりの中で、中國は「厳格に大都市の規(guī)模を制限し、合理的に中程度の都市を発展させ、積極的に小都市を発展させる」方針を?qū)g行している。人口50萬人以下の中程度の都市と20萬人以下の小都市は20世紀(jì)80年代以後、急速な発展をとげ、100萬人以上の大都市に対しては、その周りに計畫的に衛(wèi)星都市を発展させることを重點にしている。
北京市
中央の直轄市、中華人民共和國の首都、全國の政治の中心であり、文化?科學(xué)?教育の中心、交通の中樞でもある。北京は華北平原の北のはずれにあり、西部、北部、東部は延々と連なる山々で、南東部は平原である。北京は溫帯大陸性気候に屬し、四季の違いがはっきりしており、春は短く、夏は雨が多く、空気が濕り、冬は長くて寒く、秋は最もよい季節(jié)である。
早くも西周の頃に、ここに町が現(xiàn)れ、「薊」と呼ばれた。戦國時代には、燕の國の都になった。その後の千余年間に、薊の町はずっと中國北部における軍事の要衝と通商の中心地であった。紀(jì)元10世紀(jì)の初め頃に、遼の第2の都となり、燕京と稱された。紀(jì)元1115年から1911年にかけては、金、元、明、清の封建王朝が北京に都を定めたため、中國の文化がここで蓄積され、多くの歴史的遺産が殘っている。そのうち、故宮、萬里の長城、周口店北京原人遺跡、頤和園、天壇、明の十三陵はユネスコによって世界文化遺産と指定されている。
1949年、北京は中華人民共和國の首都と定められた後、特に20世紀(jì)80年代以來、北京の都市建設(shè)はハイテンポで進められ、大きく変貌をとげている。今日の北京は、道路が碁盤の目のように交差し、高層ビルがあちこちに現(xiàn)れ、古都の姿を保ちつづけると同時に、近代的な様相も示すようになり、名実ともに國際大都市となっている。
上海市
中央の直轄市、全國最大の都市であり、中國大陸の北から南への海岸線の真中あたり、長江が海に流れ込む河口の近くに位置し、地理的優(yōu)位がある。中國の重要な総合的工業(yè)基地、港灣都市としての上海は全國経済の発展の中で決定的な役割を果たしている。主要な工業(yè)部門としては冶金、機械製造、造船、化學(xué)工業(yè)、電力、計測器、軽工業(yè)、紡績などの業(yè)種があり、商業(yè)、金融業(yè)、遠洋運輸業(yè)も発達している。現(xiàn)在、黃浦江を隔てて上海の舊市街區(qū)と向かい合う浦東新區(qū)の開発が急ピッチで進められ、浦東新區(qū)の開発と開放の全般的な目標(biāo)は、數(shù)十年間の努力によって、世界一流の輸出志向型の、多くの機能をもつ現(xiàn)代的新區(qū)をつくり上げ、上海を國際的な経済、金融、貿(mào)易の中心と現(xiàn)代的國際都市に築き上げるための基礎(chǔ)を打ち固めることである。
天津市
中央の直轄市、中國の北部における主要な商工業(yè)都市であり、北京から120キロ離れたところにあり、中國の重要な遠洋輸送、近海輸送と対外貿(mào)易の港である。在來の工業(yè)としては鉄鋼業(yè)、機械製造、化學(xué)工業(yè)、電力、紡績、建材、製紙、食品などの業(yè)種があり、新興工業(yè)としては、造船、自動車、石油精製、トラクター、化學(xué)肥料、農(nóng)薬、腕時計、テレビ、カメラなどの業(yè)種がある。
重慶市
中央の直轄市、中國南西地區(qū)最大の商工業(yè)の中心であり、長江上流の水陸交通の中樞でもある。重慶市は総合的な工業(yè)都市であり、鉄鋼、化學(xué)工業(yè)、電力、自動車、機械、造船、建材、紡績、食品、醫(yī)薬などの業(yè)種が非常に発達している。
「チャイナネット」2005年10月28日
